Windows Updateの配信の最適化

先月末にWindows 10がリリースされ、DSP版の販売も始まりましたが、このWindowsに搭載されている「配信の最適化」という機能について、デフォルトで有効化されていることに非難の声が高まっているようです。

Windows Update の配信の最適化に関する FAQ - Windows ヘルプ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-10/windows-update-delivery-optimization-faq

配信の最適化

配信の最適化とは、簡単に言うと「WIndowsの更新プログラム等をダウンロードするときに、Microsoftのサーバー以外に個人のPCからもダウンロードする機能」なようです。この表現で勘付く人もいると思いますが、当然「自分のPCから他人のPCにファイルをアップロードする機能」も動くようになります。

回線のタダ乗り

この機能、よく考えるとユーザーにとっての”回線の最適化”ではなく、Microsofにとっての”回線の最適化”という気がしてきます。Microsoftのサーバーのトラフィックを削減する手段として、勝手に個人のインターネット回線を利用しているのではないか、ということです。これが非難の声が広がっている理由なようです。

配信の最適化を無効化する手順

Microsoftに協力したい人は別ですが、そうでない人は配信の最適化を無効化したいと思う人もいると思います。

設定方法を以下のようにします。

  1. スタート画面から「設定」に移動
  2. 順に「更新とセキュリティ」»「Windows Update」»「詳細オプション」を選択
  3. 「更新プログラムのダウンロード方法を選択する」を選択して、トグルボタンで無効に設定

ちなみに、この設定が分かり難いというのも問題点の一つとなっているようです。(実際、この設定画面を見てもファイルのアップロードが行われることに気がつかない人も多いと思います。)

(無料電話サポート付) できる Windows 10 (できるシリーズ)

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Windows 10のエディション毎の詳細が明らかに

Windows 10の正式リリースを今月末に控え、エディション毎の詳細が明らかになってきました。

Find out which Windows 10 edition is right for you.
http://download.microsoft.com/download/D/8/F/D8F1AEEB-C8FC-4D48-BEBC-DE018B0CD3E5/Windows%2010%20Compare%20Editions.pdf

Windows 10は、Home、Pro、Enterprise、Educationの4つのエディションに分かれるようです。

Home Pro Enterprise Education
Virtual desktops
Microsoft Edge
Device Encryption
Domain Join
Group Policy Management
Remote Desktop
Windnows To Go Creator

※個人的に気になる部分だけですので、詳細はリンク先で確認してください。

Windows 10では、エディションの区別がなくなるとかの噂も一時あったような気がしますが、ふたを開けてみれば従来通りという感じかなと思います。

リリースまで1ヶ月を切っていますが、Windows Insider Programはまだ実施中ですので、一足先に試してみたい人はインストールしてみるのも面白いとおもいます。

Home page - Windows Insider Program
https://insider.windows.com/

Windows 10の販売価格が一部で明らかに

Windows 10の価格が一部で明らかになったようです。

Microsoft reveals first official international pricing info for Windows 10
http://www.neowin.net/news/microsoft-reveals-first-official-pricing-info-for-windows-10

記事によると、Windows 10 Homeの価格は以下のようになるそうです。

アメリカ 119ドル (14,875円)
イギリス 99.99ポンド (19,498円)
ユーロ圏 135ユーロ (18,900円)

※括弧内の円換算表示は、1ドル=125円、1ポンド=195円、1ユーロ=140円で計算した参考値です。

日本での販売価格はまだ発表されていませんが、これをみると1万5000円~2万円ぐらいの値段になるような感じです。Windows 8.1の1万円台前半~の価格水準から比べると少し値上げとなるようです。

Windows 8のときのように割引キャンペーン的なものが実施されるか分かりませんが、Windows 8.1を買っておいて無料アップグレードするのも1つの方法かなと思います。

Winodws 10へのアップグレード予約機能なる更新プログラム

MicrosoftがWindows 7およびWindows 8.1向けの更新プログラムで、「Winodws 10へのアップグレード予約機能」なるものを追加するようです。

Windows 10への無償アップグレード予約が開始 ~Windows内から実行 - PC Watch
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150601_704747.html

更新プログラムの名前は「KB3035583」とされ、記事によると通知領域にアイコンが表示されるようになるとのことです。

Windows 10はInsider Preview版を使用したことがあり、実際に使い勝手も悪くないと思うOSなのですが、最近のMicrosoftに見られるWindows 10への執拗な誘導は少し気持ちが悪いところがあります。無料でアップデートできることをそこまで宣伝しなければいけない理由は何なのでしょうか。盛り上がりに欠けるWindows Storeアプリの開発者を増やしたいのかなと想像してみます。

作りながら覚える Windowsストアアプリ プログラミング

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Windows 8.1の格安販売

そろそろWindows 10の発売が近いからなのか分かりませんが、一部ショップでDSP版Windows 8.1 Proの格安販売が行われているのだそうです。

実は在庫処分?DSP版Windows 8.1 Proの特価販売が増加 (取材中に見つけた○○なもの) - AKIBA PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/wakiba/find/20150529_704551.html

お値段は、DSP版Windows 8.1 Proが12,938円。

通常時の販売価格を知らないので高いのか安いのか判断し辛いですが、かつてはWindows 8 Proのパッケージ版が6,080円(アップグレード版は3,300円)で販売されていたことを思い出すと、”高い”と思ってしまいます。

ASCII.jp:まもなく発売のWindows 8 アップグレード版は3300円!
http://ascii.jp/elem/000/000/738/738985/

次期Windows 10では、Windows 7からも無料アップグレードできるという話もあるそうですし、今更Windows 8.1を買う人は少なそうですね。

Windows 10 Primer: What to Expect from Microsoft's New Operating System

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Surface 3はLTEモデルのみの販売らしい

MicrosoftがWindowsタブレット「Surface 3」の日本での販売を始めるそうです。

10.8インチのWindowsタブレット「Surface 3」,6月19日に国内発売。LTE対応で価格は8万8344円(税込)から - 4Gamer.net
http://www.4gamer.net/games/237/G023732/20150518048/

ただし、残念な事にWi-Fiモデルの販売はなく、割高なLTEモデルのみの販売となるようです。

価格とスペック

CPUAtom x7-Z8700 (定格1.6GHz,最大2.4GHz)
メモリ2GB4GB
ストレージ64GB128GB
ディスプレイ10.8インチ (1920×1280)
OSWindows 8.1
価格88,344円99,144円

スマートフォンならLTE対応のメリットもありますが、10インチのタブレットの場合、使う場面を考えればWi-Fiが使える環境がほとんどでしょうから、割安なWi-Fiモデルの方が魅力的だったと思います。

いずれはWi-Fiモデルの販売も始まるような気がしますので、購入を考えている人はそれまで待ってみてもいいのではないかと思います。

Windows10プレビュー版

Microsoftの次期OS「Windows 10」プレビュー版が10月1日に公開されました。ISOファイルは下記のサイトのWindows Insider Programからダウンロードできます。

Windows Technical Preview - Microsoft Windows
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/preview

ファイルサイズはx86版が約3GB、x64版が約4GBとなっています。

必要スペックは以下の通り。

Processor: 1 gigahertz (GHz) or faster
RAM: 1 gigabyte (GB) (32-bit) or 2 GB (64-bit)
Free hard disk space: 16 GB
Graphics card: Microsoft DirectX 9 graphics device with WDDM driver
A Microsoft account and Internet access
http://windows.microsoft.com/en-us/windows/preview-faq

プレビュー版は来年の4月15日まで利用できるとのことですので、興味のある人は試してみてはいかがでしょうか?

Windows8ストアアプリ開発入門

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